当館のある網野町では節分の日に、
厄年の方々が厄を払うため祈祷する風習があります。
万助楼では今年、61歳の厄年の宴会が夜7時から始まり、
8時頃に36歳の厄年の方々が太鼓をたたいて周ります。
この太鼓が大迫力!体にドンドンと響き宴会の山場を迎えます。
太鼓も食事も終わる9時頃に、いよいよお宮へ移動し
祈祷します。
このように地方によって節分の風習には多少の違いがありますが、
豆撒きや恵方巻きなどは全国的にほぼ同じだと思います。
あと、柊にイワシを刺して鬼が入ってこないように
玄関に置きますが、本来は玄関ではなく「鬼門」に置くそうです。
当館は玄関に置きましたが。(-_-;)
どの地方か忘れましたが、「すみつかれ」と言う料理があり、
荒くおろした大根に、豆撒きの豆と千切りにした人参、油揚げ
塩サケの頭や酒粕を入れ醤油と砂糖で味をつけ
冷たい「すみつかれ」を暖かい御飯にかけて食べる地方もございます。
地方によって多少は違いますが、
基本的に、邪悪な鬼を追い払い、
幸福を多く取り入れ、気分新たに立春を迎えるための
とてもポジティブな行事なのです。!(^^)!