今日は春の山の幸をご紹介したいと思います。
春になり花粉の影響で花や目に違和感が生じだすと、
山菜の季節になってきたぞ!!と、体が合図をくれるシステムになっており
カンゾウの新芽やフキノトウから山歩きはスタートします。
フキノトウと言えばツボミの「天ぷら」と思われますが、
フキノトウが成長し塔を伸ばし花が咲いた頃が丁度いいです。
なぜかと申しますと塔の部分が柔らかく香り高いんです!!
その茎は荒く刻んでサッと湯がき一晩水に浸したのち
押し豆腐と白味噌をベースにウキノトウ味噌を作りました。
ちなみに花の部分醬油に漬けこみフキノトウ醬油として
朝食の卵かけご飯に使って頂きます!!!
フキノトウ味噌は、丹後の蒟蒻やコゴミ、鯛の子、ウド等の炊き合わせの下に
忍ばせておりますフキノトウ味噌をつけながら召し上がって頂下さいませ。
山菜は他にもございますが、地中から頭を少し出た所を
血眼になって探す筍は見つけにくい山菜のひとつです。
一昨年まではイノシシに筍を貪り荒らされておりましたが、
人間界にコロナという流行り病がありました。
イノシシも流行り病があり頭数が減ったので
我々の取り分が増えました!!
したのを見つけます。
一本掘り起こした時から1時間のタイマースタート!
何故かというと、「筍堀は湯を沸かしてから行け」
という先人の言葉があります。掘り起こしてから加熱までの時間がとても大切。
ですので当館では筍堀は1時間のタイムトライアル。
必要な量に達するかタイマーが鳴るか(笑)
調理場へ帰ってすぐに加熱です。
私は蒸します。アクが無いので抜く必要はなく
加熱してアクが出ないように止める作戦です。
筍は「見つけにくい」という意味で「取りにくい」ですが、
タラの芽は純粋に取りにくいです。。。
背が高く高い所に芽吹くので枝をしならせたりしたいのですが、
タラの木はとても鋭い棘に覆われており、
山菜界のルブタンと呼ばれております(私が勝手に呼んでるだけです)
そんな攻撃的で背が高いタラの芽は、
お手製のタラの芽採取マシンで収穫します
次に紹介する山菜はコシアブラ!
この山菜は収穫時期が短く収穫時期を5日も過ぎれば
大きく成長してしてしまいます。ベストのタイミングで
山に入れた時はルンルンです。
ちなみにコシアブラの事をコッシーと呼んでます(私が勝手に呼んでるだけです)
そしてイタドリ。
イタドリは強い酸味があり、小学生の頃は下校途中に齧りながら下校した記憶があります。
しかし、ムシャムシャと食べるにはこの酸味を抜かねばならず、ひと手間必要です。
酸味を抜いたらキンピラのように調理して朝食のおかずに!御飯が進む最高の一品です。
そしてカラスザンショウ。
こちらは清涼感のある香りがあります。
私はこのカラスザンジョウは香りだけ使います。
ではその事については次回のブログで!!
おいおい、次回のブログって何か月先になるんだ??
と、思われると思います。確かに数か月ぶりのブログでした(笑)
ご安心ください。来週くらいには続きをアップします!!!
丹後旅の宿 万助楼
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