京都丹後・網野の竜宮城 丹後旅の宿 万助楼

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若大将ブログ!「丹後は魅力の玉手箱」

美味しい魚

2011.1.11 日記 

前々回のブログで、魚を寝かす!と書きました。
今日は何故かをお話したいと思います。

皆様は「新鮮な魚」=「おいしい魚」と思っておられます。
間違いでは無いですが、厳密に言うと違います。

たとえば釣った直後の魚を捌いて食べても硬いだけで、
肝心な旨味はほとんど感じられません。
何故かと言うと、釣ったばかりの魚の身には、ATPと言う成分が沢山あります。
この成分が死後、分解され旨味成分であるIPM(イノシン酸)に変化します!
なので、魚の種類や大きさによって変化しますが、
10キロを超える鰤やマグロなんかは5日以上寝かせた方が良いと私は思います。

「じゃあ、海辺に行かなくても美味しい魚が食べられるやん!」
と思われる事でしょうが、大事なのは下処理です。
血抜きを含めた下処理がどれだけ早く出来るかによって、
美味しく食べられる魚になるか生臭い魚になるか変わってきます。

すべてのATPがIMPに変わり旨味が最大になった時、
魚の筋肉は硬くなり、柔軟性は無くなります。
美味しいのは良いけれど、
鯛や平目、スズキなどの白身魚をお造りで食べるには、
プリッとした弾力性も欲しいと思われないでしょうか???
そこで、筋肉の弾力性も残しつつ、旨味を引き出す方法!!
これは次回のお話。

丹後旅の宿 万助楼
ホームページ
https://www.mansukero.com/

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