昭和5年に与謝野鉄幹と与謝野晶子夫妻がこの地を訪れ
当館前からの夕陽を見ながら書いた唄がございます。
『外海のみさきをつなぐ中にあり
五月の花の牡丹の入り日』
晶子
下の写真は、最近の写真ですが昭和初期と比べて、
堤防や灯台などが増え海が狭くなった印象を受けます。
ちなみに右側の大きい島が「福島」と言い乙姫様が祀ってあります。
近くに行くとゴツゴツした岩肌の上だけに木が茂っております。
どこから養分を吸い取っているのでしょう?
話がそれましたが、5月~6月には鉄幹夫妻が見た、
景色がご覧いただけます。
福島と海老須山の間の海へ落ちて行く夕陽は、
夏前だけの期間限定の美しさなのでございます。