京都丹後・網野の竜宮城 丹後旅の宿 万助楼

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若大将ブログ!「丹後は魅力の玉手箱」

カテゴリ:野蒜の会

また一つ。

2010.11.15 日記, 野蒜の会 

今月初めの事ですが、丹後食材研究会「野蒜の会」で、
山へキノコ狩りに行きました。
もちろん権利を持っている山がある事と、
キノコにとても詳しい先生の同伴。
この二点はきっちり抑えねばなりません。

丹後の山でどんなキノコが採れるのか、
どんな味がするのか、自分たちの手で
キノコを採取してくる所に大きな意味があります。

前日まで雨模様でしたが、当日の朝は雨も上がり、
山に入ることが出来たので良かったです。
何でも、先生は超が付くほどの晴れ男だそうで、
山に入る前からとても頼もしいですね(^.^)。

キノコ狩りに出発です。

10分ほどで山に到着。

キノコの採り方など教えていただきながら
斜面を上がって行きます。

さすが先生!どんどん上がって行きます。
遭難しないように←(大げさです)仲間を見つつ、
足もとのキノコを探します。

しっかり見ないと分らないようなキノコも
採取いたします。

キノコを採っていると、仲間の一人が
松茸の仲間を発見!!!!!!
即、現場に行きました。

確かに!しかし時期が遅く、
随分くたびれていました。

白い立派なキノコを見つけました。
勝手に味を想像しながらの採取。
(食べられるかどうかも解っていませんが・・・。)

1時間ほどで下山しここからが大事なお勉強。
食べられるもの食べられないものを慎重に慎重に分けて行きます。

白い大きなキノコは「テング茸」で
毒キノコでした!!
勝手に味を想像していただけに・・・。 (*_*)

食べられるキノコが分かったので、
先ずはソテーして味を見ました。
香・歯触り・味に少しずつ特徴があり、
単体でおいしく感じたキノコは少量しか
今回採取した中の数パーセントでした。

後は少し苦味のあるキノコはなど、
複数の物と食すと苦みもアクセントになり面白く思いました。

丹後の山にもいろんな種類のキノコがある事に
驚きました。まだまだ研究が必要ですが、
キノコと魚を召し上がっていただく料理を
一つ思い浮かんだので、来年の秋には
お客様の前にお出しできるように致します。
又一つ美味しい丹後を知ることが出来ました。
感謝感謝!!

丹後旅の宿 万助楼
ホームページ
https://www.mansukero.com/

11品を皆で吟味。

2010.10.12 野蒜の会 

今日のブログは前々回の続き、「野蒜の会」での様子です。
まだご覧いただいてない方はこちら!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
 「アオリイカを題材に」

「あおりイカ」をどのように調理するかそれぞれが考え
試作品が完成しました。

イカスミ和え・茄子とイカの栗粉和え・
あおりイカのこなれ寿司・イカのマリネ・
あおりイカの味醂干し・あおりイカの飯蒸し
など全部で11品が完成しました。

個々に料理の説明をし食べて行き
最後にみんなで改良点や良かった所など、
意見を出し合います。
大切な事は「あおりイカがしっかり生かされているか??」
と言う事です。

私は、イカをすり身にして繋ぎにジャガイモを摩り下ろし、
蓮根の荒みじんを食感に入れ、茸や銀杏を具材に。
出しと醤油で味を調えイカだけでは硬いので、
メレンゲを混ぜて揚げました。
その名も、「イカつみれ(仮)」
ぱっとしないネーミングです・・・・。

私の試作品のまとめは、
・ジャガイモは水分を切ってから入れた方が良い。
・刻んだイカも入れた方が食感的に良い。
・揚げてから焚いてみても良いのでは?
・揚げずにラップに包み蒸し上げて椀種に。
など、自分では思いつかなかった事を言っていただける。
こんな機会がめったにある物では無いですよね!

早速、後日に改良しました。
卵白を入れずに、絞り豆腐を混ぜ
「ひろうす(がんもどき)」
にしてみました。
もう少し改良は必要ですが、
朝食の一品にお出し出来るよう頑張ります。

次回は「丹後で獲れるキノコ」
の勉強をする予定です。
山歩きとキノコに詳しい先生のもと、
山へ入っていきます。

あ~楽しみです!ワクワクします!
次回も報告しますのでお楽しみに。

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アオリイカを題材に。

2010.10.3 野蒜の会 

月に1回ペースで、丹後で獲れる食材を研究し、
それぞれの技量を高めようと、
食のジャンルを超えた料理人が集まり「野蒜(のびる)の会」
と名前を付け丹後の食材を勉強しております。

野蒜は春に芽吹く野草で、
地に球根を持ち地上へ細長い葉を沢山伸ばします。
そんな野蒜のようにしっかりと丹後に腰を据え、
地上へ無数のエネルギーを出していきたいと思います。

今回は二回目で一回目は「サザエ」を題材にしました。
今回は丹後で秋烏賊(あきイカ)と呼ばれる「アオリ烏賊」
を題材にしました。
アオリイカは肉厚のイカです。

まずはイカの下処理からです。
もちろん基本は同じですが、
「この部分は柔らかくて美味しい」
など解剖に近いですね!

その後は「お造り」の研究です。

切り方に変化を付ける。

イカを囲んで。

切れ目を入れて炙ったり。

皮目に真っすぐ包丁した物、
両側から互い違いに包丁した物、
包丁しなかった物の味の違い。

包丁を入れなかった物は、
もちろん硬いですし、しっかり噛んでやらないと、
旨味が感じにくかったです。
両側から互い違いに包丁した物は、
食感が柔らかく感じ、旨味もすぐに味わえました。
やはり旨味は食材を噛みつぶして感じると言う事です。

皆さんも次の食事から、普段よりも良く噛んでみてください。
きっと食材の旨味など感じ方が変わると思います。

そして、三日熟成させたイカと
朝の獲れたてのイカの違いを比べました。
朝獲れた新鮮なイカは、
半透明で弾力があり噛みしめるほどに旨味が出てきました。
熟成させたイカはねっとりと口に入れた瞬間から旨味を強く感じました。
もちろん熟成させたイカは、新鮮なうちに下処理をきっちりした物です。

私はお造りで食べるなら新鮮なイカをしっかりと包丁入れ、肉厚の身を生かした切り方で。
焼物などの加工品ならば熟成させた物が良いと思いました。

次はそれぞれが考えてきた「あおりイカ」を使った試作品作りです。
私も「あおりイカ」で何を作ろうか悩みました。
「あおりイカ」の甘味の強い味と肉厚な身を生かした料理!
これで考えましたが何も出てこず・・・。

結果、すり身にして繋ぎにジャガイモを摩り下ろし、
蓮根の荒みじんを食感に入れ秋の茸や銀杏を入れ、
イカだけでは硬いので、メレンゲを混ぜて揚げました。
山椒塩で食べていただきます。

それぞれの料理が完成し、試食です!!

その様子は次のお話。

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