今日は「蕗」をご紹介致します。
ご存知の方も大勢いらっしゃるでしょうが、
冬の終わりに、まっ先に顔を出す春野菜の「蕗の薹」が成長した物です。
思考を変えて今回は蕗の葉の佃煮の作り方を3分クッキング気分でご説明!
まずは蕗を取りに行きましょう。
詰んできましたら軸と葉をわけます。
葉を切っていきます。数枚重ねてクルクル巻くと切りやすいです。
切れたら鍋にタップリのお湯を沸かし湯がいていくのですが、
灰汁がきつく非常に苦いので、15分おきくらいに、
お湯を半分捨て、新たにお湯を足します。
それを4回ほど繰り返せばおおよその灰汁が抜けます。
今度は水に30分から1時間さらします。食べてみて好みのほろ苦さになれば絞って炊いていきます。
出汁に濃口醤油と砂糖で調味致します。蕗の葉は先程しっかり湯がいておりますので、ここでは味を絡ませる感覚で良いです。
味を絡ませ、仕上げに鰹節をまぶせば完成です。
ぼろ苦く春の味でございます。
子供の頃は苦いだけで「何処がおいしい?」と思っておりましたが、
いつの頃からか、安心する味に変わってきました。味覚とは面白いものですね!